朝日が上る前に誰かから教えてもらった伝言を、貴方に伝えたいのです。
今日は、毎日暑い日が続いておりますが、お身体の方は大丈夫でしょうか。
誰かと仲良くなる度に別れを恐れ
誰かを愛する度に自分を呪い
誰かと溶け合うために人をも殺す
私の毎日は社会と顔も知らぬ誰かによって支配されています。
これは事実でない事はわかっているし、感覚的に嫌悪感があるだけなのですが、それでも拭えない 一抹の不安が 私のすべてを抑制しているのです。
あの子と電車に乗った時、私たちが一瞬他人になるのです。
その瞬間を見つめたいがために私は今日もあの子と電車に乗りました。
透けた白い肌の向こう側、君の瞳へ続く窓
鮮やかに留められた一瞬を共感していたいのです。