愚放記

貴方の手の中にある不条理と寄り添いたい。そして、世界から隔離されよう、いっしょに、

無題

拝啓みなさま 毎日平和ですか?

生まれ変わったとて朽ちる運命なのかもしれない

今日、美容院にいきました 行きしなの通りでコーギーの子犬が 売られていました 昔「いち」というコーギーを飼ってたんですけど、死なせてしまいました。 癌でした。でも私が悪かったと思います。私たち家族や人間が悪い食べ物を与えてしまったからだと思い…

凍てつく夜の乾いたテレビに刺し殺されたの

私が私だという確証をもたらしてくれる ものは他者でしかないということ。 他者の認識によって私は強制的に 成り立たせられている。 あの子がブスだといえば私はブスだし、 優しいといえば私は優しいのだ。 でもそれは本当に私? 本当の私なのかしら? 私は…

寒々とした大人の心を持ち、こんなくだらないことも平然となれるよう、早く強く、清くありたい

今晩は、とても凛として、清潔な空気が漂っていますね。骨の髄まで冷静になるような寒波です。 《頭も胸も、すみずみまで透明になって、何か、生きていくことにふわっと落ちついたような、黙って、音も立てずに、トコロテンがそろっと押し出される時のような…

吉日が過ぎ去った後、トワイライトの御来光を忘れられないお嬢さんが店先で泣いてます

今晩は、また年が明けました。なんだか寂しい夜です。 最近、人の不幸が嬉しいと思います。 汚いとはわかっています。 けれど、馬鹿にしているわけではないのです 一見して不幸な彼らは、 幸せ故に、手首を切り、首を吊り、 不幸を自慢として語ってくれるか…

朝日が上る前に誰かから教えてもらった伝言を、貴方に伝えたいのです。

今日は、毎日暑い日が続いておりますが、お身体の方は大丈夫でしょうか。 誰かと仲良くなる度に別れを恐れ 誰かを愛する度に自分を呪い 誰かと溶け合うために人をも殺す 私の毎日は社会と顔も知らぬ誰かによって支配されています。 これは事実でない事はわか…

大好きだったものを覚えていますか、小学校の帰り道の匂いと静かな夕べを。

今日は、 焼け爛れる皮膚の上で 安らかに眠っている猫を抱きしめました 暖かい風が吹く頃には 宛名は君で、手紙を書く予定です。 夏が来る前の切なさは大好きです。 窓から差し込む檸檬色の光も ぬるい風も バスの中の劈く寒さも 田んぼに入る小学生も 硝子…

明日を貴女に任せるから、なんて言えないままで

今晩は。 どうしても忘れられない一言が 耳にこびり付いて離れません。 私を責め立てる為だけに発せられた言葉 すれ違いざまに浴びせられた視線 頭がおかしくなっても、仕方ないと思います。 自殺を実行する日時を決めた後の 充実した日々はとても好きでした…

聖書に輝く言葉たちに答えは見つからないものなのでした。

私の母はすごく鬱を嫌っていました お婆ちゃんも、叔母さんも 鬱病が原因(服薬自殺,)で亡くなったから でしょうか。 私の気分がうつむいて、学校に行きたくないと言ったときもそうでした。 「我慢しなさい。いいかい、私はきっと母親の中でも甘いほうなのよ。…

どうしようもない家族のなかで、逃げ場を失った母親

今日は、とても素敵な夕暮れですね。そんな中、一人カーテンを閉めて部屋に篭っているのは 私です家族に、とりわけ実母に 全てを否定され続けるのは 仕方が無いと思ってます彼女から逃げ場を絶ったのは私のせいですし、私がもう死という逃げ道しか残されてい…

唐突に。些細な雨の音が気になったり、先生のヒゲが濃くなった事、それは全部 繋がりを持っていた。

今晩は、私のところはとても冷えていますよ。月は相変わらず見えませんし、壁時計もこわれたまま です。最近はずうっとイライラしていた気がします。たとえば、友達と歩いていて不意に電柱が、雨の中駅に入った途端 誰かの笑い声が、部屋に転がったビンが、…