愚放記

貴方の手の中にある不条理と寄り添いたい。そして、世界から隔離されよう、いっしょに、

明日を貴女に任せるから、なんて言えないままで

今晩は。

どうしても忘れられない一言が

耳にこびり付いて離れません。

私を責め立てる為だけに発せられた言葉

すれ違いざまに浴びせられた視線

頭がおかしくなっても、仕方ないと思います。

 

自殺を実行する日時を決めた後の

充実した日々はとても好きでした。

死ぬという大いなる目標。

人生の帰路

 

しかし、腰抜けの私は

その日その時間をどうにか生き抜こうと

足掻いて

結局死ねず終いです

 

死にたい

という表現に間違いがあるような

気もします

消えたい

という言葉の方が

適切な

 

そんな 

奇妙な

カエル倒立の夜です。

聖書に輝く言葉たちに答えは見つからないものなのでした。

 

私の母はすごく鬱を嫌っていました

お婆ちゃんも、叔母さんも

鬱病が原因(服薬自殺,)で亡くなったから

でしょうか。

 

私の気分がうつむいて、学校に行きたくないと言ったときもそうでした。

「我慢しなさい。いいかい、私はきっと母親の中でも甘いほうなのよ。知り合いの○○君の家でそれやってご覧。包丁出して怒るのよ。なのに、どうして貴女はそんなに甘えているの。甘えているからなんにもできないんじゃないの。昔はできてた事もできなくなって、勉強も部活も辞めて、いったい貴女には何が残っているの。」

 

一気に私の脳を揺らつかせる言葉

急速な精神の孤立

 

なんにも知らないでしょう。

だって、なんにも言っていないから。

 

ホントは

過食症で全部吐き出している事も

エビチリが好物じゃない事も

部活で副部長に退部しろと強要されたのも

 

なんにも言えなかった

私の方に罪があるんだと思います。

なんにも言えなくなった。

 

ああお母さん、汚い存在でごめんなさい。ただ飯のカスを量産するだけのゴミでごめんなさい。部活も辞めてごめんなさい。テスト良い点取れなくてごめんなさい。お母さんのストレスの原因になってごめんなさい。頑張れなくってごめんなさい。きっと自殺しちゃうけどごめんなさい。前向きじゃなくてごめんなさい。普通になれなくてごめんなさい。友達たくさんできなくてごめんなさい。なんにも言えなくてごめんなさい。お金ばっかり浪費してごめんなさい。バカで役立たずでごめんなさい。掃除できなくてごめんなさい。生まれてきてしまってごめんなさい。

 

 

 

どうしようもない家族のなかで、逃げ場を失った母親

今日は、とても素敵な夕暮れですね。

そんな中、一人カーテンを閉めて
部屋に篭っているのは 私です

家族に、とりわけ実母に 全てを否定
され続けるのは 仕方が無いと思ってます

彼女から逃げ場を絶ったのは私のせいですし、私がもう死という逃げ道しか残されていないのも、自業自得です。

母はよく、幼い私に 甘えている。と
叱りつけました。ムカつくと 言いました
精神疾患のあった叔母にも似ている などと
叱咤することもありました。

私は叔母が大好きでした、今でも
彼女が気を病んでいたなんて到底思えません

きっと母が 私を叱りつけるのは、
彼女自身また、甘えることが許されなかった
のだろう、と思います。

祖父母は病んだ叔母に付きっきり。
きっと、疎外感で 彼女も 逃げ道が
死しかなかったのだと思います。

でも彼女は怖くて死ねなかった。



だから、産まれてきた苛立ちを 
私にぶつけているのです。

唐突に。些細な雨の音が気になったり、先生のヒゲが濃くなった事、それは全部 繋がりを持っていた。

今晩は、
私のところはとても冷えていますよ。

月は相変わらず見えませんし、
壁時計もこわれたまま です。

最近はずうっとイライラしていた気がします。
たとえば、友達と歩いていて不意に電柱が、雨の中駅に入った途端 誰かの笑い声が、部屋に転がったビンが、私を苦しめる材料であったらどうする??私はそれを消すために生きなければならない。それでも朝は残酷に、鶏は喉を鳴らしました。目が覚めてそのことに気づくと、今度は不甲斐なくなってしまうのです。

悲しくなって、また独りでベランダで泣きます
電柱も一緒に泣いてくれましたよ、

私という事象は 
限りなく何処までも繋がっているようです。

では、また今度。